年会費無料カードを5枚使い倒した結果、メインに残った1枚

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5枚持ちを始めたきっかけ

2年ほど前、財布の中にポイントカードやらクレジットカードやらが8枚以上詰まっていた。ある日、コンビニのレジで「このカードで払います」と出したら、自分でも何のカードか一瞬わからなくて焦った。それが整理を始めるきっかけだった。

当時持っていたのは、三井住友カード(NL)楽天カードJCBカードWPayPayカードリクルートカードの5枚。全部年会費無料。「無料だから持っておいても損しない」という発想で気づいたら5枚になっていた。

結論から言うと、1年使い倒した末に残ったのは三井住友カード(NL)1枚だった。ただ、残りの4枚が悪いカードというわけではない。自分の生活スタイルとの相性の話なので、それぞれの実体験を正直に書いておく。

各カードの実体験レポート

三井住友カード(NL):最終的にメインになった理由

NLはナンバーレス。カード番号が券面に書いていないので、カードを見られても番号をメモされない。最初は「どうせ使わない機能」と思っていたが、家族に財布を触らせることがあったり、スーパーのセルフレジで置いたままにするシーンが多くて、地味に安心感が違う。

基本還元率は0.5%と高くない。ただし、セブン-イレブン・マクドナルド・ローソン・ファミリーマート・ドトールなど対象のコンビニ・飲食店でVisaのタッチ決済を使うと最大7%還元になる。自分の場合、週に5〜6回セブンかローソンに行くので、この特約店還元が効いてくる。

月2万円をコンビニ・マクドで使うと仮定すると、7%で1,400円分のポイント。年間で1万6,800円。基本還元0.5%だけだと年1,200円の差になる。これは大きい。

Vポイントは三井住友グループのサービスやAmazonギフト券に交換できるが、SBI証券との連携が個人的に最高だった。Vポイントを証券口座で使って投信を積み立てられる。消費に使うより投資に回す方が長期的に得だと思っているので、この使い道が自分にはぴったりだった。

楽天カード:楽天経済圏の人には最強、でも自分には合わなかった

基本還元率1%。年会費永年無料でこの還元率は正直すごい。楽天市場での買い物は3%以上になるし、楽天トラベルや楽天ブックスを絡めると5%、10%と上がる。

ただ自分の場合、楽天市場をほぼ使わない。電子書籍はKindle、旅行はじゃらんかExpedia、食料品はイオンかOK。結果として、楽天カードでもらったポイントは楽天市場でしか使いにくく、無理やりそこで消費するために「楽天で必要ないものを買う」という本末転倒な行動が起きた。

楽天市場で年間30万円以上使う人、楽天モバイルを使っている人には今でも最強カードだと思う。ただ楽天のサービスに月1万円も使わないなら、ポイントが腐りやすい。

JCBカードW:39歳以下限定の隠れた高還元カード

18歳〜39歳の間にしか申し込めない、いわゆる若者向けカード。基本還元率がJCB一般カードの2倍で実質1%。さらにAmazonでの買い物が4%還元になるのが強みで、Amazon利用者には刺さるカード。

自分がメインに選ばなかった理由はシンプルで、JCBは海外での使えるお店が少ない。国内完結なら問題ないが、年に1〜2回は海外に行くので、VISAかMastercardが使えるカードをメインに置きたかった。Amazonをほぼ毎日使う人なら、このカードを軸にする選択は十分ありだと思う。

あとOkiDokiポイントの使い道がやや分かりにくい。Amazonギフト券や各種ポイントへの交換はできるが、レートが若干わかりにくくて毎回調べないといけなかった。

PayPayカード:PayPayとの連携は便利、単体では微妙

基本還元率1%。PayPayと組み合わせると最大1.5%になるキャンペーンがあり、PayPayを使いまくる人には便利。ヤフーショッピングやPayPayモールでの還元も高い。

ただ、自分はPayPayを使う頻度が月5回未満で、Yahooのサービスもほぼ使わない。このカードの強みが全部ヤフー・PayPay連携にあるので、その外側では普通の1%カードになってしまう。

注意点として、Tポイントが2024年以降PayPayポイントに統合されており、旧Tカード加盟店での扱いが変わっている。ファミマやウェルシアでの還元体系が変わったことで、以前の使い方が通用しなくなった部分がある。

リクルートカード:Pontaポイントと還元率のバランス

基本還元率1.2%。年会費無料カードの中では最高水準。電子マネー(nanaco・WAON)へのチャージでもポイントが貯まる仕様が以前は強かったが、2024年に改悪が入りnanaco・WAONチャージはポイント対象外になった。

Pontaポイントはローソン・ケンタッキー・ゲオ・HOT PEPPER Beautyなどで使える。ホットペッパーで美容院を予約している人や、ローソンへの依存度が高い人には合う。自分はローソンより少しセブンが多い生活なので、NLのタッチ決済7%の方が得だった。

年間利用額200万円とかになれば1.2%の差は効いてくるが、月10万円未満の普通の生活では、特約店のNLの方が実質還元率が勝った。

1年使い倒して分かったこと

「何でも1%」より「よく行く店で7%」の方が得だった

月の支出の内訳を振り返ると、コンビニ・ファストフードで合計2〜3万円使っていた。ここが7%になる三井住友NLの方が、全部1.2%のリクルートカードより年間でトータルの還元額が上回った。自分の消費パターンを分析してから選ぶべきだったと思う。

ポイントの分散は思ったより損

5枚でそれぞれのポイントを少しずつ貯めていた時期は、どのポイントも中途半端にしか貯まらず、交換できる商品・サービスも限られた。Vポイント800pt、楽天ポイント600pt、OkiDokiポイント300pt…という状態が続き、結局使いどころを逃してポイントが失効したものも出た。

カードを減らすと家計管理が楽になる

1枚にまとめてから、月の支出の把握が格段に楽になった。カードアプリの明細が1つで済む。何にいくら使ったかが分かりやすくなり、無駄遣いも減った気がする。

どんな人に何のカードが合うか

カード こんな人に向いている 向いていない人
三井住友カードNL コンビニ・マクドを毎日使う、SBI証券ユーザー コンビニをほぼ使わない人
楽天カード 楽天市場・楽天モバイルをよく使う 楽天サービスをほぼ使わない
JCBカードW Amazonヘビーユーザー、39歳以下 海外旅行が多い人
PayPayカード PayPay・Yahooショッピングをよく使う PayPayをほぼ使わない
リクルートカード ポンタ加盟店をよく使う、電子マネー重視 コンビニがセブン中心の人

まとめ

「年会費無料だから複数持っておく」という発想は間違いではないが、ポイントの分散・管理のコスト・生活スタイルとのミスマッチを考えると、メインを1枚に絞った方が実質的な恩恵が大きかった。

自分にとっては三井住友カード(NL)が答えだったが、楽天経済圏の人には楽天カード、Amazon依存度が高い20〜30代にはJCBカードWが最適解になる。カードを選ぶ前に、自分が月にどこでいくら使っているかを家計簿か銀行明細で確認するのが一番の近道だと思う。

※本記事は筆者の個人的な見解であり、投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。金融商品の価値は変動し、元本割れの可能性があります。

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